オジー
- WordPress歴8年
- 副業でデザイン/開発を受託→法人化
- WordPressで会社HPをオリジナルテーマで作成
- 主軸はデザイン、たまにフロントエンドのコードも書きます
- 事業会社/受託会社 両方経験あり
オジー
たまにTwitterなどで見かける「Webデザイナーやめとけ」論ですが、現役デザイナーの私が「やめとけと言われる理由」、「メリット」、「アドバイス」を紹介したいと思います。
人にやめとけと言われてやめるレベルの熱量では長くは続かないと思いますが、そうじゃない人にとっても不安なポイントだと思うのでぜひ参考にしていただければと思います。
これは肌感覚でも、実際の数値を見てもそうだなと感じます。特になるのに資格等が必要ないので明日から「WEBデザイナーです!」って名乗ればなれてしまうものなのでなる人は多いですね。(仕事はもらえるレベルかは置いといて)
ただ全体のボリュームで見た時に初心者〜ジュニアレベルの母数がかなり多い構造になっていると思います。ある程度のレベルを超えてしまえれば仕事獲得・転職に困るようなことはありません。
これに関しては私自身仕事人間なところもあって、めっちゃ働いてました。特にジュニアレベルの時代は特に。
ただ会社からの業務ではなく、自分で作りたいものがある・副業で案件を獲得していたというところが大きいですね。本業の業務が終わってから作業になるので深夜まで普通にデザインしたり、コード書いたりしていました。
このお陰かどうかはわかりませんが、今は独立しても食べていけるようになりましたし、独立前の転職でも困ったことはないですね。
会社によります。個人的な見解としては制作会社のWEBデザイナーは平均的に低い年収で働いているように思います。事業会社で働いている人は平均よりも多くもらっていると思います。
私自身も制作会社→事業会社と転職して年収をあげて、その後はずっと事業会社のデザイナーとして働いていました。
年収に関しての詳しい情報は下記に記載していますので、興味ある方はご覧ください。
これは受託というビジネスの構造上そうなりがちなのはデザイナー以外もそうかなと思います。会社のスタンスが結構出るところでもありますよね。
案件に困っているところとかだと、「なんでもかんでもやる」「クライアントの言うこと絶対」みたいな形ですが、仕事を選んで受注している受託会社に関してはそうでもないなと思います。
クライアントとデザイナーの間に立つ営業だったり、ディレクターだったりの腕によっても違いますね。
これができないとそもそも技術職で食べていけるのでしょうか?
デザイナーに限らず就職してからも基本的には勉強しないとスキルアップしないと思うので、やめとけと言われる理由にここが挙がるのがそもそも疑問です。
ただデザイナーに関しては「やる気」がある人が多いなと感じるので、そういう人と戦っていく必要があるのでそれ相応の時間を当てる必要があります。
純粋にこれが自分が仕事をする上でかなり大事にしているポイントなので、一番のメリットですね。仕事を楽しいって思えるのって恵まれたことだなと実感しています。
楽しいからキャッチアップも苦じゃないし、
楽しいから嫌なことあってもめげないし、
楽しいからどんどん仕事やって勝手にスキル上がるし、
と自分にとってはかなり大事にしています。人間1日8時間働くとして、人生のうち3分の一も占めているじゃないですか?それを楽しくない仕事に費やすのは自分としては断固拒否です。(そうじゃない働き方をしている人を否定しているわけではありません)
キャリアパス狭いって言われるのをたまに見ますが、全然そんなことないと思っています。言ってる人は本当にデザイナー?と疑っているレベルです。
WEBデザイナーだと、ディレクターやフロントエンドエンジニア、UI/UXデザイナー、マーケターとデザイン突き詰めるのも良いし、周辺職種に行っても良いとかなり広いと思うんですよね。
他の職種に比べてめちゃくちゃ動きやすい気がするのは気のせいでしょうか?
デザイナーなる人が多いと冒頭で言いましたが、実際企業側の声としては「デザイナー足りない」ってのをよく聞きます。なんでこんなことになるかというと、単にレベルが低い人がボリュームゾーンだからですね。
なので実力つけたら独立も転職もしやすい状況ではあると思います。実際私も独立しましたし。
気になるお金の部分ですが、サラリーマンの平均年収×2くらいはいけるんじゃないでしょうか?もちろんそれ相応のスキルをつけている必要はありますが、事業会社だと割りかしこのレンジは出してくれるイメージです。
そのくらいもらっていれば住宅ローン組んで家買うこともできるし、まぁ一人で暮らすには十分なお金かなと思います。ただ東京の話なので地方の場合は話が違ってくると思います。
ちなみに独立したらもっと稼げる可能性はあります。
上記のやめとけと言われる理由とメリットを見てそれでもWEBデザイナーになりたいという方に向けて、色々なデザイナーと働いてみて・採用面接してみて個人的に感じている向いている人のポイントを紹介します。
「作りたいな~」って思ったときに、思ってるだけか・実際に手を動かして作るのかで初期に差はないですが、後々だいぶ差がついてきます。
そんでもってこういう人は勉強とか努力と感じずに新しいことをどんどん吸収・実践していきます。
WEBデザイナーっていわゆるセンスある人が向いていると思いがちですが、情報整理の力がかなり役立ちます。サイトにどの優先順位でコンテンツ配置し、わかりやすく表現するにはどの程度の抽象度で表現すれば良いのかという考え方が自然とできるので。
またカウンターパートとなるクライアントの社長や取締役などの経営層、WEB担当者等とやり取りする際もどの抽象度で話すべきかという点にも役立ちます。
私の知人でビジュアル面も強いですが、この部分が強い人は割と上流工程から自然と関わるようになっていますね。
「人がどのように感じ、どのように行動するか」を意識してWEBデザインをするわけなので、人の観察眼も重要です。もちろんクライアントの事業に対しても解像度を高める必要があるので観察します。
また、競合調査をする際にもどのような視点でそのサイト・サービスを見るかで競合調査の質が変わってきます。
ステークホルダーが多い分、観察する力がある人は重宝されますね。
これはもうそのままです。WEBサイトやサービスというデジタルの物を作成するわけなので、そういうところに自分の軸がある人は向いています。
ただ別にものづくりが好きである必要もないかなと個人的には感じています。
この記事読んでいる人はおそらくWEBデザイナーになりたいけど、やめろという声が気になってる人かなと思いますので私からいくつかアドバイスをできればと思います。
知識の吸収しやすさは個人差があると思いますが、私の周りで優秀だと感じる人は総じてデザインに対する投入時間が多いです。これは一時的と言うよりも常にその状態を維持されています。
もしWEBデザインで平均以上を稼ぎたいのであれば周りよりも投入時間を多くするのは必然かなと思います。
「投入時間を多くする」と関係しますが、がむしゃらにインプットだけに時間をかけていても成長はあまりしません。(評論家っぽくなりがち)
インプットしたらアウトプットする、どちらかに偏っていたらもう一方に注力するなどバランスを取るようにしてください。
スクール等で同級生や同じフェーズの人と仲良くなることを否定はしませんが、やはりメンターがいる方が成長が早いなと感じます。単純に悩む時間が減るのと、実際の現場で働いている視点でコメントをもらえるので。
スクールによっては週1で1on1ができるなどメンター制度を設けてるところもありますので、スクール検討の際はぜひ気にしてください。
私自身は海外でデザイン・デベロップメントを学んだのですが、以下のポイントに当てはまる人にとってはスクールに行くことをおすすめします。
WEBデザイン系のスクールは以下の記事でまとめていますので、スクール検討の際にはぜひご覧になってみてください。
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