オジー
- WordPress歴8年
- 副業でデザイン/開発を受託→法人化
- WordPressで会社HPをオリジナルテーマで作成
- 主軸はデザイン、たまにフロントエンドのコードも書きます
- 事業会社/受託会社 両方経験あり
オジー
あれっ、思うようにコンバージョンしない
この訴求で結構クリックされると思ったんだけどな、、、
っていうことありませんか?私自身広告運用やLPの改善やる時に感じていて、ABテストとかやってもなぜかそんなに増えない。でも少しは成果が出るからそれをもとに改善する。みたいなことをやっていました。
デザイナーなので、ビジュアルで勝負をしがちだった私が広告改善でCVRをあげられるようになったのは「人間の本能」を意識し始めたときからでした。
今回は、マーケティングにおいて重要な消費者が持つ本能について紹介したいと思います。
8つのタイプとして挙げられるものには次のようなものがあります。
脅威反応 | 危険や脅威に対する反応 |
欲望反応 | 欲求や欲望に対する反応 |
社会的反応 | 社会的な規範や倫理に対する反応 |
自我保護反応 | 自己や自己の財産を守るための反応 |
身体的反応 | 身体的な欲求やニーズに対する反応 |
情感反応 | 感情や感覚に対する反応 |
認知反応 | 認知や知識に対する反応 |
倫理的反応 | 倫理的な観点や価値観に対する反応 |
これらの本能を理解し、それに応じたマーケティング戦略を立てることで、ターゲットとなる顧客に対してより効果的なアプローチをすることができます。
ではそれぞれの項目について具体例を交えて解説していきたいと思います。
危険や脅威に対する反応のことです。人間は、身の危険を感じると自分や家族、友人、社会全体を守るために行動を起こします。この反応は、製品やサービスがどのように安全性や保証を提供するかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
自動車メーカーが新しい車を発売する際に、車の衝突安全性に関するテストの結果を紹介することで、顧客が乗っている車が安全だと感じ、購入意欲を高めることができます。
製薬会社が新しい薬を発売する際に、その薬が安全に使用できることを示す試験の結果を公表することで、顧客が安心して購入することができるでしょう。
家電メーカーが新しい家電を発売する際に、家電のセキュリティに関する特長をアピールすることで、顧客が自分のプライバシーや財産を守ることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
上記は脅威反応の具体的な例です。安全性や保証をアピールすることで顧客に安心感を与え、購入意欲を高めることができるでしょう。
欲求や欲望に対する反応のことです。人間は、物質的なものや経験を求め、それらを手に入れるために努力をします。この反応は、製品やサービスがどのように欲求を満たすかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
ファッションブランドが新しい服を発売する際に、その服が最新トレンドに合っていることをアピールすることで、顧客が自分自身が最先端にいると感じ、購入意欲を高めることができます。
食品メーカーが新しいスナックを発売する際に、そのスナックが美味しいことをアピールすることで、顧客が満足感を得られると感じ、購入意欲を高めることができます。
スマートフォンメーカーが新しいスマートフォンを発売する際に、スマートフォンが高性能だとアピールすることで、顧客が自分のニーズを満たすことができると感じ、購入意欲を高めることができます。
上記は欲望反応の具体的な例です。 欲求を満たす特長をアピールすることで顧客に満足感を与え、購入意欲を高めることができるでしょう。
社会的な規範や倫理に対する反応のことです。人間は、社会的な規範や倫理に従って行動し、社会に適合したものを求めます。この反応は、製品やサービスがどのように社会的な規範や倫理に従っているかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
清掃用品メーカーが環境に優しい清掃用品を発売する際に、その用品が環境にやさしいことをアピールすることで、顧客が自分自身が環境に責任を持っていると感じ、購入意欲を高めることができます。
食品メーカーがオーガニック食品を発売する際に、その食品が農薬や化学肥料を使用していないことをアピールすることで、顧客が健康に良い食品を選んでいると感じ、購入意欲を高めることができます。
慈善団体がチャリティーイベントを開催する際に、そのイベントが社会貢献活動であることをアピールすることで、顧客が自分自身が社会に貢献していると感じ、参加意欲を高めることができます。
上記は社会的反応の具体的な例です。社会的な規範や倫理に従っている特長をアピールすることで顧客に自分自身が社会に貢献していると感じ、購入や参加意欲を高めることができます。
自己や自己の財産を守るための反応のことです。人間は、自分自身や自分の財産を守るために行動します。この反応は、製品やサービスがどのように自己や財産を守るかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
防犯カメラメーカーが新しい防犯カメラを発売する際に、そのカメラが高い監視能力を持っていることをアピールすることで、顧客が自分の財産を守ることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
インターネットセキュリティ会社が新しいセキュリティソフトを発売する際に、そのソフトがハッキングから自分のパソコンを守ることができるとアピールすることで、顧客が自分のプライバシーを守ることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
身体的な欲求やニーズに対する反応のことです。人間は、健康や美容、快適さなどの身体的なニーズを満たすために努力をします。この反応は、製品やサービスがどのように健康や美容、快適さを提供するかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
健康食品メーカーが新しい健康食品を発売する際に、その食品が栄養バランスが良く、健康に良いことをアピールすることで、顧客が自分自身の健康を考え、購入意欲を高めることができます。
美容商品メーカーが新しい美容商品を発売する際に、その商品が肌に良い成分を含んでいることをアピールすることで、顧客が自分自身の美貌を考え、購入意欲を高めることができます。
家具メーカーが新しい家具を発売する際に、その家具が快適な使用感を提供することをアピールすることで、顧客が自分自身が快適に過ごせることを考え、購入意欲を高めることができます。
上記は身体的反応の具体的な例です。健康や美容、快適さを提供する特長をアピールすることで顧客に身体的な欲求を満たすことができ、購入意欲を高めることができます。
感情や感覚に対する反応のことです。人間は、幸福や安心、満足などの感情を求めます。この反応は、製品やサービスがどのように情感を提供するかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
旅行代理店が新しい旅行プランを発売する際に、その旅行プランが美しい風景や文化を楽しめることをアピールすることで、顧客が自分自身の感情を刺激し、購入意欲を高めることができます。
映画配信サービスが新しい映画を配信する際に、その映画が感動的なストーリーを持っていることをアピールすることで、顧客が自分自身の感情を刺激し、視聴意欲を高めることができます。
音楽配信サービスが新しいアルバムを配信する際に、そのアルバムが感情豊かな曲を収録していることをアピールすることで、顧客が自分自身の感情を刺激し、購入意欲を高めることができます。
上記は情感反応の具体的な例です。顧客の感情を刺激する特長をアピールすることで、顧客が自分自身の感情を満たすことができ、購入や視聴意欲を高めることができます。
認知や知識に対する反応のことです。人間は、学習や理解、知識を求めます。この反応は、製品やサービスがどのように学習や理解、知識を提供するかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
オンライン学習プラットフォームが新しいコースを発売する際に、そのコースが最新のスキルや知識を学ぶことができるとアピールすることで、顧客が自分自身の知識やスキルを向上させることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
書籍出版社が新しい本を発売する際に、その本が最新の知識や情報を持っていることをアピールすることで、顧客が自分自身の知識を向上させることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
IT企業が新しいソフトウェアを発売する際に、そのソフトウェアが最新の技術を持っていることをアピールすることで、顧客が自分自身のスキルを向上させることができると感じ、購入意欲を高めることができます。
これらは認知反応の具体的な例です。 顧客の知識やスキルを向上させる特長をアピールすることで、顧客が自分自身の知識やスキルを向上させることができ、購入意欲を高めることができます。
倫理的な観点や価値観に対する反応のことです。人間は、道徳的な価値観や倫理的な観点に従って行動します。この反応は、製品やサービスがどのように倫理的な観点や価値観に従っているかを説明することで、顧客にアピールすることができます。
医療機関が新しい治療法を提供する際に、その治療法が医療倫理に従っていることをアピールすることで、患者が治療を受けることが適切であると感じ、受け入れ意欲を高めることができます。
また、自動車メーカーが新しい車を発売する際に、その車が安全性に優れていることをアピールすることで、顧客が運転することが安全であると感じ、購入意欲を高めることができます。
慈善団体がチャリティーイベントを開催する際に、そのイベントが道徳的に正しいことをアピールすることで、顧客が参加することが適切であると感じ、参加意欲を高めることができます。
マーケティングだと小手先のテクニックとかが持て囃されたりしますが、本質である人間についての理解を深めることが良いマーケティング施策をやる上でも重要だと感じます。
今回説明したような人間の本能とマーケティングに関しては下記書籍が詳しく書いてしますのでぜひご覧になってみてください。
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